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腐男子はホモではないはず…

第4章 腐男子と恋


部屋に帰ると一樹が僕のBL本を開いていた。

(なんで、そんなこと…)

「中…見たんだよね。」
「うん、ごめん。でも――」
「もういいよ。」

(きっと嫌われる、変態だって。)

「嫌ったりしないよ。」
「…へ?」

予想外の言葉に間抜けな声が出るが、一樹は優しい声で続ける。

「悠稀、腐男子でしょ?実は俺もなんだ。だから引いたりしないよ。やっと仲間見つけた!」

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