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腐男子はホモではないはず…

第5章 電話 (完)

それから一樹と話す時はまともに顔を見れずにいた。

―プルルルルッ

机に置いてある携帯が鳴り出した。画面を見ると電話画面で「お姉ちゃん」と書いてあった。
「…もしもし?」
『もしもし悠稀?どう、男子高は。誰かいい人いたとか。』

姉は相変わらず明くて、暗い気持ちが少し軽減した気がした。

「思ってたより大変だったけど、けっこう楽しいよ♪」
『腐男子見つけたり、掘られたりした?』
「ふぇっ!?」

この前の一樹との事を言い当てられ、驚き変な声が出てしまった。

『あれー、当たっちゃった?そっかーもう処女じゃないんだ♪…あれ、もしかして攻めだったりした?』
「ああああぁぁぁっ!そんなんじゃないってば…腐男子友達はできたけど。」

必死に否定したけどあまり信じてはくれなかった。

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