腐男子はホモではないはず…
第1章 ルームメイト
長い授業を終え、ほぼ生徒全員が寮へ向かっていた。
寮は学年で分かれているが、途中まで道は同じなため混んでいた。
部屋に入るともう一樹がくつろいでいた。
「お疲れっ♪悠稀と同じ部屋だったんだねーっ」
「うん…改めてよろしく♪」
「もしかして人見知り?やっと顔見てくれたね。それより荷物早く片付けたら?」
さっきは寮に荷物を置いただけで何一つ片付いていなかった。
「本多いね、好きなの?」
「あ…うん♪」
そんな他愛ない会話をしていると、お風呂の時間になった。