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秘密のアルバイト

第41章 引退DVD2

「こんにちは」

「こんにちは、お疲れ様で~す」

「大野君、二宮君、お疲れ様。
・・・てか、どうしたの一緒に来るなんて、珍しいね」

「たまたま来るとき、電車でバッタリ会ったんですよ。
かずったら電車の中でね・・・」

「しっ!
智、余計な事言わないでよ」

「んっ・・・どうした?電車がどうしたの?」

「いやっ、何でもありません・・・」


俺が電車で痴漢にあったなんて、社長が知ったらまた“いい事思い付いた!”なんて言い出しそうだし、それに変な心配かけちゃうからさ。


「でも丁度よかったよ。
今日は君達二人で撮影してもらいます。
二宮君は引退撮影2回目。大野君は1回目です」

「えっ⁉かずも辞めちゃうのか?」

「うっ、うん・・・
やっぱ智も辞めちゃうんだ」

「まぁね。
でも最後にかずと撮影できるなんて、嬉しいよ」


俺はともかく、潤や智が1度に辞めるのは、事務所も厳しいだろうね。
20代後半の人や、30代の人も何人かいるけど旅行の時に見た、あのモテっぷりからすると、キツいよね。


「今日は二人の思い出作りと言うことで、ちょっとお出かけして、食事して、そしてホテルに行ってもらいます」

「本当のデートみたいだね」

「それで二宮君には、ちょっとやってもらいたい事があります」

「女装・・・ですか?男の娘になるんですか?」

「あっ、それいいかも。
あの時かず、可愛かったもんなぁ」

「それも可愛いからいいんだけど、今回はそのままの格好です」

「じゃあ・・・何をするんですか?」

「じゃあ、部屋に1度行こうか」


俺と智は何だか“???”の状態で、部屋を移動した。


「えっ・・・これ、どうするんですか?」

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