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秘密のアルバイト

第41章 引退DVD2

「何だよいきなり。ビックリするだろ?」

「いやぁ、ちゃんと動くのかなって」

「もう、智のバカッ!」

「ごめんごめん。さぁ、行こう」


正直ちょっと、いやかなり歩きにくい。
何だか小股になっちゃうね。
車に乗り込み出掛けた。


「かず、部屋の中とか車の中ならいいけど、外ではさっきみたいにならないように、気を付けてね」

「うん、わかってる。
わかってるけど・・・あぁん!」


また智がスイッチを入れた。
背もたれに背中をぶつけるように、体を仰け反らせた。


「ほらほら、我慢して」

「無理・・・車の中ならいいんでしょ?」


スイッチをきった。


「はぁ・はぁ・はぁ・・・」

「そんな色っぽい顔をしてたら、回りに気付かれちゃうよ。
俺もいつスイッチ入れるかわからないからね」

「はぁ・・・わかってるけど」


それからしばらくは、スイッチを入れられなかった。
ただ俺は、車の振動だけで刺激をされ、俺はかなり硬くなっていた。
ダボッとしたズボンでよかったと、ふと思った。


「さぁ、着きました。
適当に店を回ったり、お茶したりして下さい」


車を降りて二人で歩き出した。
歩きづらいし、車に乗っていたときと同じように歩く振動でかなり感じています。
普通を装わなければ・・・

智が話しかけてはくるものの、いつスイッチが入れられるか、ドキドキして耳に入ってこない。

ありきたりだけど、服を見に行った。


「これなんか良くない?」

「おっ、いいね。かずに似合いそうだね」

「いらっしゃいませ!」


店員が近付いてきたので、離れようとしたところにスイッチオンッ!


「あんっ!」

「どうかされましたか?」

「いえ・・・何でもないです」


店員は何かを気にしながら、立ち去っていった。


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