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ありったけの「ありがとう」を君に

第14章 〜作戦開始〜

あの時、私にははっきりと分かった。
理叶君が口パクで伝えた
” ありがとう ”
のメッセージを。


ほっぺを熱くして顔をそらすと
葵と目が合い笑われた。


私は単純です。

好きな人と目が合い
無意識に目をそらす。
過ぎ去っていくとまた期待する。

それは二人だけにしか分からない
幸せの一瞬。

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