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ありったけの「ありがとう」を君に

第15章 〜スタート地点〜

「理叶君は好きな人いるの?」


「さぁー。けど、その質問された時に
何か大事なことを忘れてる気がした。」


笑い話のように軽く流した理叶君。

大事なこと、忘れてるんだよ.....?


涙がたまってきた私。
バレないように後ろを向いて涙を拭いた。

だめだ。辛すぎるよ.....

ちがう。辛くない。大丈夫.....


何度も自分に言い聞かせて
気持ちを落ち着かし
私たちはテーマパークをまわった。

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