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ありったけの「ありがとう」を君に

第4章 〜少しずつ変わる日常〜

なんだろう。この立ち入り禁止を無視する
はらはら感。わくわく感。

そして

二人だけの時間.....

二人で階段を上っていくと

「わぁ!すっごくきれい!」

正直びっくり。
遠くの街が見えて、風が少しなびくほどの
とても居心地の良い場所だった。

「おれさ、ここが立ち入り禁止なんは
初めてここに来た人が
こんなに綺麗な場所を他の人に取られたくないから
立ち入り禁止にしたんだと思うねんか。」

理叶君はそう言って手すりにもたれながら
景色を眺めていた。


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