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ありったけの「ありがとう」を君に

第6章 〜君がいるだけで〜

その時の理叶君は今までに見たことのない
作り笑顔を見せていた。
私にはすぐに分かった。


いつもの笑顔は私も
幸せだなと思えるような気持ちにさせていたけど
今の笑顔は心の真が震えている気がする。


理叶君がこんなに辛い過去があった事を知って
力になりたいのに言葉が出ない自分が悔しかった。


すると


「何暗い顔してんねん!俺は元気やで?気にすんな。」



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