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ありったけの「ありがとう」を君に

第7章 〜私の気持ち〜

理叶君が目の前まで来ると
涼しい穏やかな顔で私につぶやいた。


「今日、期待してもいい?」


「期待はしないで!初めてで下手くそだから。」


「え、初めてなんや!」


理叶君はとても嬉しそうな顔で
小さくガッツポーズしていた。


そして階段を上っていく。

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