テキストサイズ

ありったけの「ありがとう」を君に

第7章 〜私の気持ち〜

今日の授業は一段と集中できない。
もうすぐテストなのに、と危機感が迫る。
だけど、今の私にはテストより大事なことがある。


そして昼休みに朝もらった紙を
葵に渡して私は理叶君の待つ場所へ向かった。


今日は私の方が早かった。
すると遠くから理叶君の姿が見えてきた。


すらっとした高身長に前髪を立てた髪型。
少しずつはっきりしてくるきれいな顔。


王子って呼ばれる意味が分かる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ