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ありったけの「ありがとう」を君に

第10章 〜不思議な感情〜

小さく鼓動が聞こえてくるのが分かる。
それは家に入ってから鳴り止まない。


緊張しているんだ私。それに
まさかこんなにお金持ちだったなんて
思ってもいなかった。


そして私はこれから
未知の領域に入ろうとしている。


ドアの前で立っていると
理叶君がドアを開けて
私を先に入れてくれた。


「自分の家やと思ってゆっくりしてな。」

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