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私の彼は****が好き

第11章 友カレの浮気…………?

でもその一縷の望みってやつもやがて打ち砕かれることになる。


ふたりは人混みを離れ、どんどん裏道をゆく。


そして、街のなかに聳える神社の敷地に入っていった。


……なぜ神社??

なにをお祈りするの???


すごーく不審に思いつつ、あたしも神社に曲がる。


でもさすがにここは人もまばらで。
さっきみたいに距離をつめると見つかっちゃうから、20メートルくらい離れた。



ふたりは社を素通りして鬱蒼とする森に入ってく。


この先は一応公園みたいにはなってるけど、この時間なら人はほぼいないと思う。


……うそぉぉ……!


尾行してるなかで一番どきどきした。


でもこのとき、もう好奇心に負けちゃって、尾行をやめるなんて選択肢は浮かばない。





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