愛する君
第3章 彼からの束縛
氷雨との約束から一週間ほどたった
普段から男の子とはあまりしゃべらない私だけど氷雨と約束してからは全く男の子と喋らなくなった
いつも女の子の友達と一緒に過ごしていた
帰りはいつも氷雨が迎えにきてくれて家まで送って行ってくれていた
ある日帰りのHRが終わった後席が近い男の子に話しかけられた
「なぁ藤、」
氷雨はまだ来ていなかった
『どうしたの?鈴木君』
「最近女子とばっかりいるけど何かあったのか?」
『え、前からそうだったと思うけど』
「まぁそうなんだけどさ、なんか男子のこと避けてるような気がするんだけど」
私は少し笑って
『そんなことないよ』
と、答えた
鈴木君は、それならいいんだけど。なんでも相談のるからなといい、帰って行った
鈴木君が教室を出るとほぼ同時に氷雨が迎えに来た
「奏。」
『あ、氷雨帰ろう?』
「あぁ。」
氷雨はそれから一言も話さなかった
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える