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愛する君

第3章 彼からの束縛



家の近くにある公園の横を通り過ぎようとしたとき氷雨は私の腕を強く引き、公園の見えにくいところに連れて行った



「俺が教室に行く前なにしてた?」


いつもの氷雨と少し違った


氷雨の目が怖い


「何してたんだって聞いてるんだ、答えろ」



『…鈴木君に話しかけられて…』



「俺と約束したよな?ほかの男と喋らないって」



氷雨はそういうと私を壁に押し付けた



「約束を守れない悪い子にはお仕置きしなきゃね…」


氷雨は妖しく笑うと私の制服のボタンを一つ外した



「奏の肌は白くてきれいだね…だから余計に汚したくなる……」



氷雨は私の首筋に顔をうずめて、鎖骨に噛みついた


『…ぃ…た……氷雨…痛い…ぃゃ…』


氷雨は私が抵抗してもやめてくれなかった


痛くて涙が出てきた


「奏泣いてるの?奏の泣き顔ってそそるね(妖笑」


と言って、何度も噛んできた



痛みにひたすら耐えるしかなかった



そのあと氷雨は目を覚ましたように噛むのをやめた



「奏…ごめん…俺ひどいことした。ほんとごめん」



と言い、涙をぬぐってくれた

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