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遠くて近い

第24章 名前

かなでの濡れた頬が乾く前に彼の目的地についたようだ

それは少し想像していたが家
だが予想外のマンションだった

ガチャッ

「はいって」

「え、えと、いいんですか?」

彼は頷くとあっという間に奥に消えて行った

「お、お邪魔します」

恐る恐るなかにはいる

「適当にソファーにでも座ってて」

どこからか声がする

キョロキョロしながらもソファーを見つけ端の方に座る

一人暮らしにしてはいい部屋に住んでいる

その上綺麗に整理されているが物が多い気がする

(はじめて男の人の部屋に入った・・・でもよかったのかな)


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