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遠くて近い

第25章 行方

そしてある日いつもとは違う様子で痴漢されている彼女

なにか話しかけられ固まっている

俺はすることもなく電子広告を眺めた

「あぁんっ・・・」

かなり小さかったが聞こえてきたその吐息交じりの喘ぎに思わず彼女を見てしまった

今日はかなり嫌がっているようなのにいつも出さない声を出した

痴漢をしているおやじの気が済んだのかいつの間にか消えていた

かなでを見ると何かを手に乗せていたが拭き取ろうとしている

その様子を見ていると彼女が振り向いたので慌てて視線をそらす

彼女が降りる

小さく喘いだあの声に少しドキッとしたのが原因か何と無く追いかけてしまった


そして今にいたる・・・

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