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遠くて近い

第32章 都合のいい男

かなでが必死にうつむきながら謝罪するのを聞いていて思った

慰めなくては

「引いてないよ・・・」

同時に最低な考えもよぎる

「俺のお願い聞いてくれたら許してあげる」

今があの声を聞くチャンスなんじゃ?

そこまで美人とは言えない普通のかなでの発する
俺が今まで出会った女性の中で一番色気のある喘ぎ声

深夜だからそう言うテンションなんだ、そう理由付けて俺は自分の欲に従った

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