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遠くて近い

第8章 苛立ち

学校に着き、チホを駅に置いてきてしまった事を思い出す。

「悪い事しちゃったな・・・」


しばらくしてチホが教室に入って来た。

「おはよー」

「おっはよー」

周りの子に挨拶をしているチホに駆け寄る。

「チホ!置いてっちゃってごめん!!人が多くて降りれなかったの」


嘘ではない。


「いいのいいの〜、私てっきり今日かなでが休みなのかなぁって思ったわ」

「・・・うぅ、ごめんありがとう」

「いいってことよ」

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