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美男高校地球防衛部LOVE! BL

第10章 防衛部×生徒会 番外編

「…トイレ、行ってくる。顔洗いに」

立ち上がり、出来るだけ前屈みで歩き部室を出る。

正直、阿古哉が言ってる事は図星だった。
思っていたよりも由布院先輩のキスは上手くて、直ぐに感じ始めた。由布院先輩を見つめ助けを求めたが、ストップの合図がかからない為に由布院先輩も困っていた。

自分て言うのもなんだけど、男で勃つとかないわ…と思ってしまう。

「なんでこんなことに…ふざけんなよー有馬先輩」

誰にも聞こえない独り言を呟きトイレへ入ると、部活中のため誰もいなかった。

(とりあえず治めないと…)

トイレの個室へ入――すると誰かに手を引かれる。振り返ると今一番会いたくない人が立っていた。

「――っ!由布院…先輩」

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