
美男高校地球防衛部LOVE! BL
第11章 蔵王×鳴子
「いーおーっ!」
「そんなんじゃいつまで経っても終わりませんよ」
課題が終わらず助けを求める立を突き放す硫黄。正直言って簡単だった課題にこんなにも悩んでいると心配になる。
今は二人だけの部室。有基は黒玉湯の番台、煙と熱史も用事があると先に帰ってしまったのだ。
「うぅぅー」
「ぐずってる時間があるなら手を動かして下さい」
「硫黄厳しい…」
子犬の様にしょげる立に構わず厳しい言葉を掛ける。相変わらずタブレットをいじりながら。
「早く終わらせて帰りますよ。何時だと思ってるんですか。」
「ここが分かんねぇんだよー。いーおーっ」
「はいはい。…だからここは、こうして――」
結局こうなる。だから毎回立は硫黄に頼りっぱなしで、テストでも低い点数を取ってしまう。
「さっすが硫黄!説明も上手くて分かりやすい♪」
「褒めても何も出ませんよ」
「そんなんじゃなくてさー」
何時もそう太陽のような笑顔で笑ってくる。何も出しませんが。
「そんなんじゃいつまで経っても終わりませんよ」
課題が終わらず助けを求める立を突き放す硫黄。正直言って簡単だった課題にこんなにも悩んでいると心配になる。
今は二人だけの部室。有基は黒玉湯の番台、煙と熱史も用事があると先に帰ってしまったのだ。
「うぅぅー」
「ぐずってる時間があるなら手を動かして下さい」
「硫黄厳しい…」
子犬の様にしょげる立に構わず厳しい言葉を掛ける。相変わらずタブレットをいじりながら。
「早く終わらせて帰りますよ。何時だと思ってるんですか。」
「ここが分かんねぇんだよー。いーおーっ」
「はいはい。…だからここは、こうして――」
結局こうなる。だから毎回立は硫黄に頼りっぱなしで、テストでも低い点数を取ってしまう。
「さっすが硫黄!説明も上手くて分かりやすい♪」
「褒めても何も出ませんよ」
「そんなんじゃなくてさー」
何時もそう太陽のような笑顔で笑ってくる。何も出しませんが。
