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美男高校地球防衛部LOVE! BL

第16章 地球防衛部の日常

ある朝、熱史は煙と長い階段を上がっていた。腰をさすりながら。

「大丈夫かー熱史」
「ううぅ…もう人事みたいに!煙ちゃんのせいで…」

前日の夜二人はヤったのだが、煙がやり過ぎたために身体に負担がかかっているのだ。

「悪かったって…」

「いーおーっ!」
「しょうがないでしょう、立も同意の上で、でしたよ?」

どうやら硫黄と立も同じ状況らしい。立が腰をさすりながら硫黄と階段を上がって来ていた。

「おはよう立、硫黄」
「おはよーございます」
「おはようございます鬼怒川先輩」

「せんぱーい!おはようございますっす!」

有基が少し駆け足で階段を上がる。ただいつもの軽い足取りでは消えていた。

「有基は元気だなー」
「どうしたんすか、元気ないっすね」
「ちょっと、ね」


朝はこれで終わったが、皆悟った。

――昨日皆ヤってる。

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