テキストサイズ

貴方の瞳は永遠の愛で。

第1章 出会い

北国の春は遅い。

それでも今日はもう絶対春!

だって今日から高校生。

早くに両親が離婚し祖母に育てられた。

小さな田舎町での生活、そして学生時代相当

祖母の頭を悩ました母の生き方は、自然に

祖母の厳しさを私に向けさせた

高校受験も華やかな都会に行くことは

許されず、自宅から通える隣町。

山や海の自然に囲まれた穏やかな町だった。

それでも大好きなバレーボールがで来れば

良かった。

中学の先輩が入学式の次日には勧誘に

来てくれたので、即入部。

そしてそこに彼がいた。

チョット日焼けして笑うと八重歯が少しだけ

みえて。中々の好青年だったが…

それだけでまるで興味がなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ