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貴方の瞳は永遠の愛で。

第9章 建と翔太

翔太はその日建を誘って帰った。

思いきってきた割に言葉が出ない。

察してか、建が口火を切って言う。

「翔太。分かっているよ。俺。

友達じゃんかよ。信用せ〜

自分の口で言え。」

「悪い…建…俺は愛璃が好きだ。

気持ちを伝える前にまず建に言いたくて」

建はいつもの笑顔で言った。

「俺。愛璃ちゃんの笑顔好きだった。

そりゃぁさぁ〜あの漫画のキャラの名前の

事もあったけど、とにかくあの笑顔だった。

でも、俺は笑わせてあげられない。

俺では無理だったんだ。なぁ〜翔太。

お前なら出来るだろう?必ず出来るよ。」

「建…ありがとう。俺。祐介さんに愛璃は

絶対渡さないから。」

「おー頑張れ。絶対渡さないでくれよ。

どうするこれから……まだ愛璃ちゃん学校?」

「さっき帰ったよ。明日手紙まず渡すよ。」

翔太ははやる気持ちを抑えて…でも家路を急いだ。

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