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そのままあまり眠れず亜子は朝を迎えた。

テスト期間中は朝も蓮と一緒に登校していた。

いつもは家の前に待っていてくれる蓮。

仲直りできますように、そう願いながら玄関を出るとそこにいたのは晴だった。

「亜子、おはよう。」

にこやかに笑う晴。

「おはよう、晴ちゃん。あの、蓮ちゃんは？」

「ん、さっき迎えに行ったらもう行ったって麗美さんが。珍しいよな。」

晴は不思議そうにいう。

「わたしのせいかも…」

亜子はなんだか泣きそうになる。

「なんかあったの？けんか？」

「けんか…うーん…」

喧嘩？