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僕らの教室 エンドのE組!

第4章 3 甘く

あれから、1ヶ月近くたって。

カルマくんのこと、業って自然に呼べるようになった。

「渚。一緒に帰ろ?」
「あ、うんー」

いつも通り、業と帰ろうとしたら、木村くんに話しかけられた。

「あ!、渚ー、この前のさー…」
「うん…」

ちょっと待ってー、と業に伝えてから、木村くんと雑談を始めた。

ちょっと待たせるくらいだし…いいかーって思ってた。でも…

「ごめん木村くん。ちょっと渚くんの家に俺、用事あるからさ。渚くんに用があるなら100年後にしてくれない?」
「…へっ?」

何言ってんだ業…

唖然としている僕たちを無視して、ほらいくよ、と腕を引っ張られて教室を出た。


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