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僕らの教室 エンドのE組!

第7章 渚の恐るべき力

業サイド……


ったく、本当参っちゃうね。こいつったら、全く気づいてないんだから。
そんな色白で、そんな大きい目で、可愛い顔してたらそりゃあナンパにもあっちゃうよ。


それに渚に声をかけてきたあのヤローどもって……


売店に向かっているとき、渚がちょうど飲み物を持った男2人のうちの1人にぶつかった。



ベシャッ

「…あっ!」
「…あらら。」

「うおっ!!悪い、ねえちゃん!」
「おいおい、祐希、気をつけろよ!本当悪いな、汚しちまって!」

アイスはこぼれて渚の服についた。

「……いいですよ。…僕は男ですけど。それよりあなたの方がついてますよ?」

「…え?あ…いや俺は……」

男の服もベットリとアイスがついてた。

「ハンカチどーぞ。返してもらわなくていいですから。」

「…えっ……」
「…お前……」

深くため息をついた。

「…運良かったじゃん、オ、ジ、サン。俺の彼女、優しいでしょ?」

肩を抱き寄せて、真っ赤になる渚をつれながら、売店へと入っていった。

…でもあのヤローどもまだ諦めていなかったとはねー。

…まあいいけど。もう来ないようにしといたから。

天然の渚を守るナイトはとても強く、怒らせるととても怖いのであった。

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