
「先生、食べちゃっても良い?」
第12章 特別室 その参
ビクビクと両膝を揺らす私を楽しむかの様に目を細め、唾液をたっぷり含んだ口内に花芽を咥えこむとちゅうっと吸ったり、咥え込んだまま舌先で舐めしゃぶる。
そうしながら二本の指で、中のざらりとした場所をごりごりと掻く様に繰り返し突いてきて、容赦無くキョウ君は私に快楽を与えた。
「あっ、あっ……! んっ、んぅっ……!」
……気持ちいい。
二カ所を同時に攻められると朦朧としてくるが、それでもトロンとした視線をキョウ君の愛撫している姿からそらす事が出来ない。
唾液でぬるついた舌を伸ばしレロレロと舐める姿や、指の抽送を止め、中を大きくぐちゃぐちゃとかき混ぜる姿をこの目で見ると興奮して、更にまるで喜ぶ様な大きな声が漏れてしまう。
「……っ、あぁっ、うぅん……! あっ、あっ……んっ……!」
ストッキングの穴とズラした下着から露わになっている陰部に、キョウ君が顔を沈めているという事だけで恥ずかしいのに。
……音が立つぐらい舌と指で愛撫されるなんて。
「あっ、あっ、……もう、いっちゃう……あっ、んぅっ……」
私の言葉を聞いて、キョウ君の指が再びリズミカルに抽送し始めると、私はキョウ君の髪を握りしめたまま目をギュッと閉じた。
