
「先生、食べちゃっても良い?」
第8章 図書室
「センセ。…一緒にいこ……」
キョウ君が続けて耳元で囁いた後、また口づけられると。
「んぅんっ……! ん、んっ、んっ、んーっ……!」
激しい抽送に今度は目を薄く開けたまま、無我夢中でキョウ君の舌や下唇を吸う。
ちゅぽちゅぽ、ちゅぽちゅぽと響くいやらしい水音に興奮する……。
真剣で獲物を狙った肉食獣の様なキョウ君の瞳にも……。
「……んーっ、んーっ! ……んんっ……!」
私がいった数秒後に、キョウ君も激しく振りたくっていた腰の動きを止めた。
そして、ゆっくり唇をはなすと、一度深く口づけてきて。
「…先生の事、また食べちゃった。ごめんね? 図書室で」
イタズラをして叱られた子供のように謝ると、ぎゅうっと抱きついてくる。
…可愛い、と不覚にも思ったのは内緒。
