テキストサイズ

君の瞳にときめきを

第1章 プロローグ



「触れんな」

手を振り払い、身長180cmは優に超えるであろうそいつを睨んだ。

「なにそれ、上目遣い?」

そう言うと、そいつはフッと笑った。

ー違うに決まってんじゃん。

「うざい」

そう言ってくるりと踵を返し、ダッシュで走る。

「あ!待てッ」

そいつは追いかけてくる。

見つからないように人ごみのなかに入り、そのまま1人で学校へと向かった。


ー東雲 絵梨(シノノメ エリ)、15歳。
しつこい奴に絡まれてます。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ