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君の瞳にときめきを

第4章 宣言


美術室に入ると先生が近づいてきて、「遅かったな」と言った。

その言葉に少しイラッとしつつ、

「先生、保健室にボンド忘れてましたよ」

とだけ言っておいた。


先生は、そうか、とだっけ言ってボンドを取り上げた。

そして、みんなに配る。

先生を睨みながら自分の席に戻ると、新城が話しかけてきた。

「なぁ、保健室に行ったってマジ?」

その質問にため息をつきながら「マジ」と言い、突っ伏した。

新城は、ふーん、とだけ呟いて作業に取りかかった。






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