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君の瞳にときめきを

第4章 宣言


「…はぁ…何…」

肩で息をしながら聞くと、山本は涼しげな顔で公園のベンチを指差す。


「ちょっと座ろう。あそこ、これからロマンティックなところになるよ。」


そういうと山本は息切れをすることもなく、スタスタと歩いてドスンと腰掛けた。

そして、隣をペチペチと叩いて座れと合図する。

腰を下ろすと山本は、薄い唇を開いた。

「俺さぁ…びっくりしたんだよね。」


「はぁ?」





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