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君の瞳にときめきを

第7章 夢


ー君はこんな時にもクールなんだな。

そう思いつつも、妙にミントの味が心地よくて、もっと深くキスをした。


逃げようとする舌を自分の舌でからめ取り、唾液と絡ませる。

クチュクチュ

何分かそうして、口のなかいっぱいにミントの味が広がったところで唇を離した。

俺と彼女の口を繋いでいた銀の糸が切れ、彼女の瞳から涙がこぼれ落ちた。


ドンッ両手で胸を押され、彼女は踵を返して走りだした。









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