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君の瞳にときめきを

第2章 1週間前

「なに?」

「本当にそれだけ?」

心の中で、は?とつぶやき、腕を離され、美術セットを拾った。

山本もそれを手伝った。


そして、もう一回
「本当にそれだけ?」
と囁いた。

それを無視して、美術セットをまとめ、立ち上がる。

すると、また腕を掴まれた。

「シカト?」

眉尻を下げて、聞いてくる。


自分がカッコいいとでも、思っているかのように。






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