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君の瞳にときめきを

第2章 1週間前



クルッと振り返り、笑顔を向ける。

すると、山本は待ってましたとでもいうかのように、ニコリと微笑んだ。


その期待した笑顔に腹が立つ。

「自惚れんな?」

「は」

すぐに、山本の作り笑いが冷め、怒ったような顔になる。

「腕離して」
「…」
「離して」

納得いかないとでもいうかのように、ぱらりと離され、解放される。


その後は、急いで美術室へと向かった。






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