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バラードは君だけに

第4章 フラッシュバック


海斗とバス停へ歩く帰り道。


「あぁ今日さ、オレんちに寄ってかない?」

「え、どうしたの?」

「美羽ともっと話がしたいんだ」


「…うん、いいよ」

「ほんと?やったぁ」


バス停には、うちの生徒達がたくさん並んでいた。


まもなく来たバスに、私と海斗も乗った。


海斗の家に行くのはこれで二度目だな。
ふと、私は海斗のお兄さんを思い出した。
今日もいるのかな……って。

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