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土）「まぁまぁ、遠慮せず食べなさいよ」


土方さんはタバコを吸いながら偉そうに言う。


食べなさいよって・・・
何これ。

かつ丼の上に黄色い物体・・・マヨネーズが容赦なくかかってるんだけど。


あたしは目の前に置かれているかつ丼をマジマジと見る。


銀さんもあたしと同じ事を思っているのだろうか。

すごい顔でかつ丼を見ていた。


銀）「・・・何これ」


沖）「旦那すまねェ。全部バレちゃいやした」


銀）「イヤイヤ、そうじゃなくて。何これ？マヨネーズにでも恨みあるの？」


土）「かつ丼土方スペシャルだ」」


銀）「こんなスペシャル誰も必要としてねーんだよ。オイ、ねーちゃん！！チョコレートパフェ１つ！！あ、悠。お前は何食う？」


悠）「え？あ、あたしは良いですよ。土方さんにせっかく奢ってもらったんですし・・・」


あたしは苦笑いしてかつ丼に箸をつける。


土）「お前は一生糖分取ってろ。どうだ総悟。美味いか？」


土方さんは隣でかつ丼土方スペシャルを普通に食べている沖田さんに聞く。


沖）「スゲーや土方さん。かつ丼を一瞬で犬の餌に昇華できるとは」


沖田さん普通にひどい事言ってるよ。
確かにコレ普通の人間が食べれるものじゃないけど・・・

あ、ヤバイ。
なんか気持ち悪くなってきた。


一口しか食べてないのに胃がムカムカしてきた。


あたしは箸を止めお腹をさする。


その時丁度銀さんが頼んだチョコレートパフェが来た。


あぁ、すごく美味しそう。
いつもそんなに食べたいと思わないのに今ものすごく食べたい。


あたしは銀さんのチョコレートパフェに目を奪われる。


そのおかげで土方さんがなにか話していたが全く聞いていなかった。


土）「ってことだ。分かったなら総悟の頼んだ件忘れてくれ」


銀）「んだ。都合のいい話だな、おい。どーする悠。こいつ（土方）の頼み聞く？・・・って、悠ちゃん？どうしたの？」


悠）「はっ！！」


あたしは銀さんに名前を呼ばれ我に返る。