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悠）「長谷川さん何するんですか‼︎」


長）「手ェ出しちゃダメだ‼︎無傷で皇子に捕まえろって言われてんだ‼︎」


悠）「無傷？バカですか⁉︎そんなの無理に決まってるじゃないですか‼︎」


長）「それをなんとかしてもらおうとアンタら呼んだの‼︎」


悠）「どうやっても無理なもんは無理です‼︎」


新）「うわァァァ‼︎」


私と長谷川さんが言い争っていると新八君の叫び声が聞こえる。
私が新八君の方を向くと新八君はペスに捕まって食べられそうになっていた。

銀）「新八ィィ‼︎」


悠）「新八君‼︎」


銀）「ちっ‼︎」


銀さんと私はペスに向かって木刀を構える。


ガチャ


悠・銀）「‼︎」


長）「勝手な真似するなって言ってるでしょ」


長谷川さんは銀さんに銃を向ける。


銀）「テメェ…」


長）「無傷で捕獲なんざ不可能なのは百も承知だよ。多少の犠牲が出なきゃあのバカ皇子はわかんないんだって」


悠）「だからって新八君を犠牲にするんですか」


長）「言ったろ。俺たちは奴等とやって行くしかないんだ。腐ってよーが俺は俺のやり方で国を守らしてもらう。それが俺なりの武士道だ」


銀）「クク。そーかい。…んじゃ俺らは俺らの武士道で行かせてもらう‼︎」


悠）「はぁぁぁ‼︎」


ガッ‼︎


私は銀さんの言葉と同時に長谷川さんが持っていた銃を木刀で弾いた。


銀さんはそれを確認するとペスの元へ走る。


長）「待て‼︎お前1人の人間と一国…どっちが大事か考えろ‼︎」


銀）「知ったこっちゃねーなんな事‼︎」


銀さんはリズム良くペスを登っていく。


悠）「新八君‼︎気張って‼︎」


新）「気張れったって…どちくしょォォ‼︎」


新八君はペスに食べられないよう一生懸命にペスの口を押さえる。


悠）「新八君頑張って‼︎あと少し‼︎銀さん早く‼︎早く新八君を‼︎」