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悠）「ふ〜んふふ〜ん。今日の夜ご飯は〜すき焼き〜」


私は奇妙な歌を歌いながら部屋を掃除する。


いやぁそれにしても嬉しいな。
昨日の依頼結構お金もらえたら今日は久しぶりの贅沢としてすき焼きかぁ。
万事屋に来て初めてのすき焼きだよ。


悠）「にしても銀さん達遅いな」


私はちらっと時計を見る。


銀さん達が万事屋から出て行ってから1時間半はとっくにに過ぎていた。


また2人ともどっかで喧嘩したりしてるのかな？
それとも久しぶり贅沢だからお肉を真剣に選んでるのかな？


まぁどっちにしろ時間がかかりすぎ迎えに行こう。


私はお登勢さんに声をかけ万事屋を出た。


スーパーの方に歩いて行くとトボトボと歩いてくる銀さんと新八君を見つけた。


悠）「あ、銀さん‼︎新八君‼︎」


私は2人の元へ走る。


悠）「もう。2人とも遅いよどこまで…」


私は途中で言葉を詰まらせた。


そしてなぜか2人の後ろにいるチャイナ服を着た少女を指差す。



悠）「そ、その子どうしたんですか…？」


銀）「い、いやぁ実はよ…」


銀さんの話によると買い物から帰ってくる途中女の子を引いてしまったらしい。


そして病院に連れて行こうとしたが何故かヤクザに追いかけられたり電車に引かれそうになったらしい。


最終的には故郷に帰るお金がないから万事屋で働かせて欲しいという事。


悠）「ヘェ〜そんなんですか。じゃぁまた万事屋は賑やかになりますね」


銀）「そ、そうだな」


銀さんは苦笑いをする。


なんで苦笑いなんだろ。
せっかく新しい仲間が出来たのに。


？）「ねぇお姉さん‼︎」


女の子が話しかけてきた。


悠）「ん？」


神）「私神楽言うアル。お姉さんはなんて言うアルか？」


悠）「私は悠だよ。よろしくね？神楽ちゃん」


神）「うん‼︎よろしくアル‼︎」


私と神楽ちゃんは笑いあった。


そして後々聞いた話だと神楽ちゃんは『夜兎』という絶滅寸前の天人らしい。

こうしたまた新たな仲間が出来たのであった。