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銀魂

第5章 第一印象がいい奴にロクな奴はいない

神)「バクバクッ」


私達万事屋一行はお登勢さんのスナックに来ている。
そこで聞こえる音は神楽ちゃんがご飯を食べる音だけだった。


神)「おかわりヨロシ?」


お登勢)「てめっ何杯目だと思ってんだ。ウチは定食屋じゃねーんだっつーの。ここは酒と健全なエロを楽しむ店…親父の聖地スナックなんだよ‼︎そんなに飯食いてーならファミレス行ってお子様ランチでも頼みな‼︎」


神)「あんなチャラついたオカズに興味ない。たくあんでヨロシ」


お登勢)「食う割には嗜好が地味だなオイ‼︎ったく…ちょっと銀時‼︎何だいこの娘‼︎もう五合も飯食べてるよ‼︎どこの娘だい‼︎」


お登勢さんはソファーに座ってる私達に怒鳴る。


新)「五合か…まだまだこれからですね…」


銀)「もうウチには砂糖と塩しかねーもんな」


悠)「今日からどうやって生きていこう…」


怒鳴るお登勢さんに目もくれず私達は途方にくれる。


それもそのはず。
こないだから新しく万事屋で働くことになった神楽ちゃんの食欲はハンパないのだ。


そのおかげで先ほど銀さんが言ったようにもうウチには砂糖と塩しかない。


本当にどうしよう。
今日の晩ご飯買い物しないと作れない。
だけど最近いい依頼が入ってこないからお金がない。
このままじゃ飢え死になっちゃうよ。
お登勢さんに家賃も返さなきゃいけないっていうのに…。


悠)「はぁ…」


重い溜息が出る。


お登勢)「ちょ、オメー何やってんだぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


お登勢さんの悲鳴が聞こえそちらを向く。


すると神楽ちゃんが炊飯器の中にあるご飯を飲むように食べていた。


悠)「か、神楽ちゃん‼︎もうこれ以上食べちゃダメだよ‼︎お登勢さんに迷惑かかっちゃう‼︎」


お登勢)「悠のいうとうりだよ‼︎ほら、オレンジジュースあげるからもう食うな‼︎」


お登勢さんは神楽ちゃんから炊飯器を取り上げコップに入ったオレンジジュースを出す。


神)「ちっ。しょうがないアルな。悠の言うことなら、ジュースで我慢してやるアルよ」


神楽ちゃんはチューっとストローからジュース吸う。

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