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銀魂

第29章 僕が僕であるために

そんなあたし達をよそにお通ちゃんはマスコットキャラの名前を説明する。


通)「これが真選組マスコットキャラ『誠ちゃん』だよ」


土)「だーから全然可愛くねーし!コレ真選組となんのつながりがあるんだよ!!なんで死体背負ってんだ!?どっちだ!?どっちが誠ちゃんだ!?」


通)「馬のほうだようかん」


土)「こんな悲しげな目したマスコット見た事ねーよ!!カワイイどころかお前・・・うっすら悲劇性が見え隠れしてるじゃねーか!!」


誠)「あーやちゃったなー」


土)「やっちゃったって言ったよ、今!!何?そういう事!?」


近)「トシ、今の時代はストレートに可愛いだけじゃ通用しないんだよーグルト。よく見てみろ。なかなかキモカワ・・・パシン!!」


近藤さんが誠ちゃんをキモカワイイと言おうとした瞬間、誠ちゃんが近藤さんのほっぺたを思いっきり殴った。


それに怒った近藤さんは誠ちゃんを殴り返そうとする。


近)「テメー、なにしあがんだっふんだ!!」


通)「あーやめてん津飯!!」


悠)「そうですよ!!こんな事してるとイメージ悪くなっちゃいますープが飲みたいな!!」


あたしとお通ちゃんが喧嘩を止めるも当分は収まらなかった。


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あれから大江戸公園を出て、あたし達は江戸の町を『テロ用心』と言いながらパトロールをしている。


そこではいつも間にか、近藤さんとお通ちゃんは仲良しになっていいた。


ほっ。
良かった。
なんとか今日のイメージアップは上手く行きそう。
さっきまで喧嘩ばっかりだったからどうなるかと思っちゃたよ。


そう思ったのもつかの間。
お通ちゃんと仲良く話している近藤さん腕を誰かが掴んだ。


その誰かと言うのはお通ちゃんの大ファンの新八君。
新八君は誠ちゃんの馬の下半身から腕を伸ばしとても怖い顔でこちらを見ている。


新)「テメェェェェェェェェェェ。お通ちゃんと何いちゃついてんだァ!!」


近)「ギャァァァァァァァァ!!」


近藤さんは驚き尻餅をつく。

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