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銀魂

第32章 家族も恋人も大切だよね

こうして俺たちは悠が帰ってくるまでに夜飯を食うのを待つことにした。













どのぐらい待ったのだろう。
悠はなかなか帰ってこない。


新)「悠さん遅いですね」


お登勢)「おかしいねェ。あの爺さんの家なら行き帰りで遅くても30分ぐらいしかかからないはずだよ」


俺はばあさんの話をいてピクリと体を反応させた。
そして、ガタリと椅子から立ち上がる。


銀)「新八、神楽。俺、少し行ってくる」


新)「行ってくるって…銀さん、悠さんを迎えにですか?」


銀)「あぁ。なんだか嫌な予感がすんからよ…」


新)「嫌な予感って…悠さんになにか?」


銀)「いや、わかんねェ。でもなんか感じんだよ。悠が危ねえって」


神)「悠が危険な目にあってるアルか⁉︎なら私達も行くヨ‼︎ね、新八‼︎」


新)「そうですよ‼︎もし悠さんになにかあったなら僕達も助けなきゃいけませんし‼︎」


銀)「わかった。じゃぁ行くぞ」


俺はそう言ってスナックを走りながら出て行く。
後ろからは2人が付いてきて来ていた。


しばらく走ると道に見覚えのあるものが落ちていた。
俺はそれを拾い上げる。


新)「銀さん‼︎それってもしかして…」


銀)「あぁ。ばあさんが悠に頼んだ風呂敷だ」


つまり、悠はここで誰かにさらわれたということだ。
チッ、嫌な予感が当たったぜ。


俺は悔しさのあまり唇をかみしめる。


新)「銀さん!!とりあえず、悠さん捜しましょう!!」


銀)「そうだな。新八はあっち、神楽は向こうを捜せ。そんで1時間後またここにこい。わかったか?」


新・神)『うん!!』



こうして俺たちは悠を捜しにバラバラになったのだった。


~銀時side END~

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悠)「う・・・」


真っ暗な部屋の中で目が覚めた。


ここはどこだろう。
あたしは何をして・・・


まだ完全に起きてはいない頭で考える。


お登勢さんに届けものを頼まれて道を歩いていて、それで・・・


ストーカーに襲われたんだ!!


あたしはそのことを思い出し飛び起きる。

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