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銀魂

第32章 家族も恋人も大切だよね

銀)「・・・・・・」


この中に悠がいる。
そう思うだけでも早く悠を助け出したい。


バンッ!!


俺はドアを蹴破り家の中に入る。
そして部屋のを1つずつ確認しながら悠を捜す。


銀)「悠!!どこにいんだ!!返事しろ!!」


大声で叫ぶが返事がない。


新)「銀さん!!悠さん一階にはいないみたいです!!二階に上がる階段があったんでそっちに行ってみましょう!!」


神)「こっちアル!!」


俺達は二階にすぐ手前にの部屋のドアを開く。
すると、そこには男に首を絞められた悠の姿があった。


銀)「悠!!」


悠)「銀・・・さん・・・」


悠がそう呟くと男はこちらを向き、悠から手離す。


君)「あれ?君は悠と一緒にいつもいる銀髪頭。おまけに眼鏡君とチャイナちゃんまで。なんでここに?」


銀)「そんなのオメーが一番知ってるはずだ。悠を返せ」


君)「悠を返す?なにを馬鹿な事言ってるんだい?悠はもう僕の物なんだ。それにさ、銀髪頭さんはそんな事言えた義理?今回、悠を護れなかったのに?」


銀)「っ・・・」


俺は男に返す言葉もなくただ唇をかみしめる。


確かにこいつの言う通りだ。
俺は悠をこの男から護れなかった。


悠がなにか変だと思ったら声をかければよかったんだ。
「どうしたんだ」「なにかあったのか?」って・・・
話を聞いてやればよかったんだ。


銀)「確かにテメーの言う通り俺は悠の事を護れなかった。それは紛れもねェ事実だ。でも俺はてめーみてェに好きな奴を絶対傷つけてたりしねェ。それだけは言える」


君)「でたよ・・・。そういう純愛てきな感情。でも僕には関係ない。僕は僕の愛し方で悠を愛する」


男はそういうと笑いながら悠を抱きしめる。
その行動に頭に血が上った俺は無意識に腰から木刀を抜いて男の頭を殴っていた。


君)「グハッ!!」


男は頭を殴られるとそのまま気絶する。


銀)「新八、警察呼べ」


新)「わかりました」


銀)「神楽はこいつが逃げないようになんかで縛っとけ」


神)「うん!!」


二人がそれぞれ部屋を出て行ったのを確認すると俺は悠に近づき起き上がらせる。

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