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銀魂

第32章 家族も恋人も大切だよね

銀)「悠、大丈夫か?立てるか?」


悠)「銀・・・さん・・・」


悠は目に涙をためながら俺に必死にしがみついてくる。
それほど怖い思いをしたのだろう。


俺は悠を抱きしめた。


~銀時side End~

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新八君が電話をしてすぐに警察はきて君島はすぐに連れていかれた。


そして、今はみんなで万事屋に帰っている。
みな一言もしゃべらず歩いていた。


万事屋につくと、新八君は道場にかえり、神楽ちゃんもそれについていった。


二人を見送ると万事屋の中に入り、ソファーに銀さんと向かいあいながら座る。


謝らなきゃ。
心配かけてごめんなさいって。
でも、言葉が出てこない。
自分が悪いってわかってるから?


ううん。違う。
銀さんに嫌われるのが怖いから。
こんな勝手な事をして心配させて・・・


あたしホントに馬鹿だ。



自分の愚かさに涙が浮かんでくる
すると銀さんが切ない顔で謝ってきた。


銀)「ごめんな・・・悠・・・・」


悠)「なんで・・・?なんで銀さんが謝るの?」


銀)「知ってたんだ、俺。悠が何かに怯えて悩んでんの。なのに俺は・・・悠にも1つや2つ言いたくないことあるだろうと勝手に思い込んでなにも聞きやしなかった。悠がこんなこと自分からいわねェことぐらい知ってたのに・・・」


銀さんは頭を抱えながら俯く。


銀さん…
あたしのせいだ。
銀さんをこんな風にしてしまったのは…


あたし大切な人の事傷つけた。


悠)「銀さん…ごめんなさい、銀さん」


銀)「悠…」


あたし達は見つめ合うとどちらともなく唇を合わせたのだった。

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