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銀魂

第34章 襟足の長さと子供の憎たらしさは比例する

~銀時side~


何が正しくて何が間違ってんのか?
混沌とした世の中じゃそいつを決めんのは簡単じゃねェ。


他人の作ったルールなんざ当てになるか。
そんなもんな身を任せてたらなんにも自分で決められねー人形になっちまう。


結局最後は自分(テメー)で決めるしかねーんだ。
自分のルールで生きていくしかねーのさ。


銀)「ジャンプは燃えるゴミで出していいはずだ。だって読んだらなんか燃えるもん」


俺はそんな独り言を言って両手に持っているジャンプの束をゴミ置き場に置く。


すると・・・


お登勢)「そりゃテメーが燃えてるだけだろーがァ!!」


ドゴッ!!


銀)「ごふッ!!」


ポリバケツの中に入っていたばあさんが俺に蹴りをかましてきたのだ。


お登勢)「雑誌は古紙の日の水曜に出せって言ってんだろーがァ!!テメーいつになったらゴミの分別できるようになんだ?なんでも燃えるゴミに出しあがって」


銀)「燃えないゴミが嫌いなんだよ!!なんだよ燃えないって。ホントは燃えるのに出し押ししてるめてーじゃねーか。奴らホントは燃えられるんだぜ。ダリーからサボってるだけなんだよ!!」


お登勢)「考えすぎなんだよテメーは!!とにかくそれは持って帰りな。最近ゴミ捨て場で放火が多発してて規制も厳しくなってんだから・・・」


ばあさんはそういうと口にくわえていた煙草を捨てスナックに帰っていく。


銀)「・・・・・・めんどくせェな。しょうがねェ、便所紙にでも使うか」


俺はまたジャンプの束を持ち上げる。


その時、パチパチと何かが燃える音がして後ろをむく。


そこには燃えているゴミが・・・


銀)「アレ?ちょっとォ!?ウソォォォ!?ここもボヤ騒ぎ?あのババア煙草ポイ捨てして行きあがったな!やべーぞコレ!!水、水!!あるか、んなもん!!」


俺は慌てて頭をかきむしる。


なにか!!
なにかいい方法はねーのか?
ん?
そうか!!


俺はある事をひらめきそれを実行をする。

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