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銀魂

第38章 犬の肉球は香ばしい匂いがする

「アラ、あれちょっと見て。あの人どっかで見た事ない?」


「アレよアレ。お目覚めテレビのお天気お姉さん、結野アナよ」


「あの人も愛犬家っだったのね~」


へェ~
結野アナもここにきてるんだ。
銀さん喜ぶかも。


悠)「銀さん、お天気お姉さんの結野アナが来てます・・・って、アレ?」


あたしは銀さんの方を向いて話かけるが、もうすでに彼はいなく結野アナに喋りかけていた。


因みに隣には神楽ちゃんと定春もいる。


銀)「すいません。俺と一発・・・イヤ、ウチの犬とその犬一発どうですか?」


結)「一発?」


新)「さっきまでペットを道具に使う奴あさましいと言っときながら、あっさりペット道具に使ったよ!!原始人みたいなナンパの仕方なんですけど!!つか、あんた悠さんいるんだからナンパなんかすんなよ!!」


銀)「あ、あの朝いつもテレビ拝見してます。・・・ファンです」


結)「まァ、ありがとうございます」


神)「銀ちゃん、コイツ、テレビで見るときより太ってるアル」


パンッ!!


神楽ちゃんが失礼なことを言うと銀さんが彼女の頭をはたく。


銀)「アッ八ッハッハ~、スイマセン。舞い上がっちまって。コイツ、しょーがねーな。全く」


神)「痛いなァ!!銀ちゃんだってテレビ見て離婚してから太ったって言ってたくせに!!」


銀)「そんな事言ってません。俺は太っても可愛いなって言ったんです!!」


結)「フフ、ありがとうございます」


銀)「いえいえ、そんな。本当の事ですし」


銀さんは少し赤くなりながら頭をかく。


何よ。
あんなにデレデレして鼻の下なんか伸ばしちゃって・・・


もう、銀さんなんか知らないんだから!!


悠)「新八君。あたし飲み物買ってくる。何がいい?」


新)「え、僕はなんでもいいですけど・・・」


悠)「そう?わかった、じゃぁ買ってくるね」


あたしは一刻その場所から離れたくて新八君のそう伝え自動販売機に行く。


新)「(悠さんなんか怒ってたみたいだけど大丈夫かな・・・?)」

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