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銀魂

第12章 飼い主とペットは似る

ある晴れた日。


私と銀さんは定春の散歩に来ていた。


悠・銀)『ふぬををををををををををを‼︎』


悠)「定春‼︎こんな所で用足しちゃめっ‼︎」


銀)「そうだぞ‼︎お前の排泄物はわんぱく坊主の夢よりでかいんだから‼︎」


悠)「なにその例え⁉︎」


私と銀さんは今にでも大きな排泄物をしそうな定春を一生懸命に引っ張りながらコントを繰り広げる。


そんな所にあの人はやってきた。


桂)「フン、ペットの躾もできんとは情けない…動物一匹自由にできんようで天下国家をどうして動かせようか…貴様それでも侍か⁉︎」


悠)「か、桂さん‼︎」


そう、あの長髪の桂さんと…













なんだかわらない白いペンギンのような生き物。


銀)「ヅラァ…つか、え?なんだソレ。気持ちワル‼︎」


桂)「気持ち悪くない‼︎エリザベスだ‼︎」


銀)「単体で見るとそーでもねーかお前とセットになると気持ちワリーよ。っていうかお前が気持ち悪い‼︎」


悠)「銀さん今さりげなく酷いこと言いましたよね?それより桂さんそのペンギン…じゃなくてエリザベスさんはどうしたんですか?」


桂)「坂本と言うバカが勝手に俺の所においていったんだ。大方どこかの星から拾ってきたんだろ。相変わらず宇宙航海などにううっを抜かしているらしいからな」


悠)「へ〜」


よくわからないけど桂さんのお友達が置いていったのか。


私はエリザベスさんを見上げる。


するとエリザベスさんはノソッノソッと私のほうに来て私の頭をポンポンと撫でた。


桂)「ハッハッハッ。エリザベスは悠殿の事を気に入ったようだな」


悠)「ふぇ⁉︎」


私は桂さんの言葉に驚いて変な声を出す。


銀)「は⁉︎待てよ‼︎言っておくけどうちの悠ちゃんは渡しませんからね‼︎悠、こいつになんかされる前に帰るぞ‼︎」


銀さんは定春のリードを持っていない手で私の腕を引っ張り歩きだした。


悠)「わっ‼︎待ってよ銀さん‼︎桂さん、エリザベスさんさようなら‼︎」


私は桂さんとエリザベスさんに挨拶をしながら必死に銀さんについていった。

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