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銀魂

第12章 飼い主とペットは似る

「続いてのヘンテコペットは宇宙生物エリザベスちゃんと飼い主の宇宙キャプテンカツーラさんです」


そう、次の参加者とはあの桂さんだった。


銀)「…何やってんのあいつ」


新)「指名手配中の人が変装までしててテレビに出てきましたよ」


神)「よっぽどあのペット気にってるアルヨ」


悠)「あはは…」


またの桂さんの登場に私は苦笑いする。


「では紹介はここまでにしていよいよ対決にうつらせてもらいます。私の投げたこのフライドチキンの骨を先にくわえ持ち帰ったほうが勝ち。飼い主の誘導もケッコーですよ」


なにこの良くある「ほら、とってこーい」みたいなやつ。
でも、この勝負いけるかも。
だってエリザベスさん鈍足そうだもん。


定春とエリザベスさんは司会者に誘導され対決する場所へ移る。


「それじゃぁいきますよぉぉ‼︎位置についてェェ、よ〜〜〜〜〜〜いどん‼︎」


司会者はぽいっと骨を投げる。


定春とエリザベスさんはバッと飛びたす。


しかし定春はフライドチキンの骨に目もくれず銀さんに突っ込んでいった


一方エリザベスさんは見た目によらず凄いスピードでフライドチキンの骨の方にかけていく。


あぁ‼︎
もうだめだこれ‼︎
勝敗見えたよこれ‼︎


私はガクッとうなだれる。

そんな私に神楽ちゃんが寄ってきた。


神)「悠なに諦めてるアルか。まだ勝負は決まってないアル」


悠)「え?」


神)「ホーレホーレ。欲しいかい、コイツが」


神楽ちゃんは持っている傘で銀さんを持ち上げぶらぶらさせる。


神)「これが欲しいなら…いけェェェェ‼︎」


ブォォ‼︎


神楽ちゃんは銀さんをフライドチキンの方へ吹っ飛ばした。


悠)「あぁぁぁぁぁ‼︎」


ドッゴン。


吹っ飛ばされた銀さんはフライドチキンの骨に届きそうなエリザベスさんに激突した。


「これは坂田さん。定春君か自分に食らいついてくるのを利用して餌になった‼︎猛然とかける定春君‼︎しかし、エリザベスちゃんすでに骨に手を…」


銀)「させるかァァァァァァ」


エリザベスさんの上に乗っていた銀さんが起き上がり木刀でエリザベスさんの首を絞めた。

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