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「は？！」

立候補したのは田口だった。

俺としてはこういうことをさせるのが1番不安なのが田口なんだけど・・・。

「お前、話の内容分かって言ってる？」

「当たり前じゃん！」

「じゃ、やめとけって。」

「でも俺が行けば嘘か本当か分かるよ？」

確かにそうではある。

俺らが心配なのは田口がいい意味でも悪い意味でもすごく素直だということだ。

顔に今から探りますって出るだろうし、もし警察だったとしたらすぐに捕まっちゃうと思う。

「ちょうど明日暇だよ？」

「じゃあ、明日暇な人、ほかにいる？」

「それ、田口の世話係ってこと？」

「まあ。」

「俺やだ。」

「上ピー、ひどっ！」

「だって田口といたら田口でかいし、目立つじゃん！」

「何より街中の女子の視線を集めることになるわな。」