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cartoon association 2

第13章 Side Kazuya 3

「へえー、面白そうじゃん。」

「でしょ?!」

「いや、でしょ?!じゃないって。」

「だって何してもいい、って向こうが言ってんだよ?」

「ま、それはそうだけど・・・」

「それに、向こうも武器を自由に使うんだから。」

とか言いつつ俺らは基本武器は使わないスタイルなんだけどな。

「相手が上ピーの言う通り、その気ならこっちも相応のことすればいいんじゃない?」

「うーん・・・。じゃあ、絶対にカメと田口は室君と浜中君にけがさせないようにね?」

「はーい!」

「で、2人はこれも持っておいて。」

そう言って中丸が渡したのは2本の金属の棒。

「部屋の鍵、全部探すなんて時間の無駄だし、開けられるところはこれで開けて。」

「中丸ってなにげに危ないよな。」

「同感。」

「平和主義だけど、平和主義じゃないよね。」

これは俺らの影響なんだろうか・・・。

いや、赤西だな。

そういうことにしよう。

「わ、分かりました。」

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